千字寄席前口上

ぽちゃ婚  やっぱり、志ん生。  志ん朝もね。

NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の狂言回しは、なんと古今亭志ん生。なんだかよくわからない頃の美濃部孝蔵役を森山未来が、できあがった頃の志ん生役を北野たけしが演じています。どちらもなかなかの雰囲気が出ていて、好感です。

このドラマにも落語の演目がスパイスとしてほどよく登場するんですね。第1回放送分(1月7日放送、12日再放送)では「富久」が扱われました。さすがは宮藤官九郎。「タイガー&ドラゴン」が思い起こされます。

1月13日(日)放送の『いだてん』では、「付き馬」が登場しました。美濃部孝蔵が吉原から逃げ出す算段で付き馬をまんまと利用したのです。痛快でした。それと、松尾スズキ演じる四代目橘家円喬。性格は少々いびつですが、円朝の芸風を本寸法で受け継いでいる人。彼の芸に触発されて、孝蔵は落語の世界に入っていったそうです。「弟子入りした」というのはふかしでしたが。

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昭和元禄落語心中

【おことわり】

本ブログには、不適切な表現が含まれている場合がありますが、伝統話芸である落語を的確に伝えるという企画趣旨から、そのまま収録した箇所があります。(古木優、高田裕史)

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2018.12.31

昭和元禄落語心中 NHKテレビ版

昭和元禄落語心中』が終わってしまいました。毎週ささやかなお楽しみだったので、ちょっとさびしいです。これを機会に、三遊亭円朝のことをもう少し知ってみたい心持ちです。

空前絶後の落語ブームの火付け役といわれていますが、なによりも、落語にひそむ、あやうくてあやしくて、はかない世界をあぶり出している稀有な傑作です。落語にはそんな雰囲気が何気なく漂っているものなんです。各回に登場する噺を「千字寄席」とリンクしてみました。

『落語心中』に登場するはなし、円朝作が多いのに気づきます。「鰍沢」「芝浜」「死神」「黄金餅」……。孤立、夢、死、葬といったものがベースの、きわめて映像的で幻想性の押し出されたはなしばかりです。落語が背負う、もうひとつの不気味な顔ですね。

アニメ版では、主題歌は椎名林檎の「薄ら氷心中」と「今際の死神」。林原めぐみがうたってます。どっちの曲も不気味さがちらついていて、むしろ小気味よいばかり。シーズン2のオープニングには八雲の骸骨が。あれこそが『心中』の真骨頂、円朝世界への扉です。藤巻百貨店

■第1回 2018年10月12日(金)放映

死神

たちぎれ

野ざらし

出来心

鰍沢

■第2回 2018年10月19日(金)放映

寿限無

たらちね

品川心中

黄金餅

あくび指南

■第3回 2018年10月26日(金)放映

夢金

■第4回 2018年11月2日(金)放映

居残り佐平次

死神

■第5回 2018年11月9日(金)放映

子別れ

野ざらし

■第6回 2018年11月16日(金)放映

あくび指南

野ざらし

明烏

芝浜

■第7回 2018年11月23日(金)放映

野ざらし

■第8回 2018年11月30日(金)放映

錦の袈裟

大工調べ

あくび指南

芝浜

寿限無

■第9回 2018年12月7日(金)放映

出来心

錦の袈裟

品川心中

たちぎれ

■最終回 2018年12月14日(金)放映

明烏

芝浜

死神

寿限無

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