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2006.03.02

棒鱈(ぼうだら) 落語

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江戸っ子と田舎侍の違いまざまざ。明治文化ってこんなかんじ?

江戸っ子の二人連れ。

料理屋の隣座敷で、
鮫塚という田舎侍が大騒ぎする声を、
苦々しく聞いている。

ついさっきまで
「琉球へおじゃるなら草履ははいておじゃれ」
などという間抜けな歌をがなっていて、
静かになったと思ったら、芸者が来た様子で、
隣の会話が筒抜け。

芸者が、
「あなたのお好きなものは?」
と聞くと
「おいどんの好きなのは、エボエボ坊主のそっぱ漬、赤ベロベロの醤油漬けじゃ」

エボエボ坊主がタコの三杯酢で、
赤ベロベロがマグロの刺し身ときたから、
「おい、聞いたかい。あの野郎の言いぐさをよ。
マグロのサムスだとよ。……なに、聞こえたかってかまうもんか。あのバカッ」

大声を出したから、
侍が怒るのをなだめて、
三味線を弾きますから何か聞かせてちょうだい
と言うと、侍
「モーズがクーツバシ、サーブロヒョーエ、
ナーギナタ、サーセヤ、カーラカサ、タヌキノハラツヅミ、ヤッポコポンノポン」
と、歌い出す。

「おい、あれが日本の歌かい」
と、あきれかえっていると、今度は
「鳩に鳶に烏のお犬の声、イッポッポピーヒョロカーカー」
「おしょうがちいが、松飾り、にがちいが、テンテコテン」

気短な方が、もうがまんがならなくなって、
隣座敷のテンテコテンがどんなツラあしてるか、ちょいと見てきてやる
と、相棒が止めるのも聞かずに出かけていく。

廊下からのぞこうとしたが、
酔っているからすべって、障子もろとも突っ込んだ。

驚いたのが田舎侍。

「これはなんじゃ。人間が降ってきた」
「何ォ言ってやがるんでえ。てめえだな。
さっきからパアパアいってやがんのは。
酒がまずくならあ。マグーロのサスム、
おしょうがちいがテンテコテンってやがら。ばかァ」
「こやつ、無礼なやつ」
「無礼ってなあ、こういうんだ」
と、いきなり武士の面体に赤ベロベロをぶっかけたから
「そこへ直れ。真っ二つにいたしてくれる」
「しゃれたたこと言いやがる。さ、斬っつくれ。
斬って赤くなかったら銭はとらねえ、西瓜野郎ってんだ。さあ、斬りゃあがれッ」
と、大げんか。

ちょうど、そこへ料理人が、
客のあつらえの鱈もどきができたので、
薬味の胡椒を添えて上がろうとしたところへけんかの知らせ。

あわてて胡椒を持ったまま
「まあ、だんな、どうかお静かに。ま、ま、親方。後でお話いたしますから」
と、間へ入ってもみ合ううちに、胡椒をぶちまけた。
「ベラボウめ、テンテコテンが、ハックション」
「ま、けがをしてはいけませんから、ハックション」
「無礼なやつめ。真っ二つにいたしてくれる。それへ、ハックション」
「まあまあ、みなさん、ハックション」
と、やっていると、侍が
「ハックション、皆の者、このけんかはこれまでじゃ」
「そりゃまた、どうして」
「横合いから胡椒(故障=邪魔)が入った」

【うんちく】

爽快なタンカ

原話は不詳ですが、生粋の江戸落語で、
「首提灯」と並んで、江戸っ子のイキのよさとタンカが
売り物の噺です。

それだけに、歯切れよくタンカのきれる演者でないと
サマにならず、昨今はそれほど口演されません。

昭和34年9月、ラジオ公開録音中に脳出血で倒れ、
翌月亡くなった八代目春風亭柳枝が得意にしていました。
五代目柳家小さんもよく演じ、その門下の
現・小三治やさん喬も持ちネタにしています。
若き日のさん喬が二十年ほど前、ラジオで演じた「棒鱈」は
実に見事な出来でした。

最近は、昨年8月の「落語研究会」の高座で、
今売り出しの橘家圓太郎が熱演しました。

棒鱈って?

もともとは鱈の三枚におろしたものを指しますが、
俗語で、酔っぱらいまたは阿保、野暮天の意味。
この噺では鱈もどき(不詳。棒鱈の煮つけのことか?)
という、田舎侍のあつらえた料理と
ひっかけた題名になっています。

田舎侍

江戸勤番の諸藩士が、着物の裏に
質素な浅黄木綿をつけて
吉原などに出入りしたのを
あざ笑って「浅黄裏」とも呼ばれ、
野暮の代名詞でした。

この噺の侍は薩摩藩士と思われますが、
落語では特にそれらしくは演じません。
ただ、薩摩のイモ侍とすると、「首提灯」同様、
薩長に対する江戸市民の反感が
とみに高まっていた幕末の世相を色濃く感じます。

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落語のあらすじ 」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
最近、落語の楽しさ・素晴らしさに目覚めた者です。

突然で恐縮ですが、落語『棒鱈』のあらすじを検索して
コチラに訪問いたしました。
とてもわかりやすいい内容なので、私のブログにリンクさせてもらってもよろしいでしょうか?

事後報告で、申し訳ございません。
不都合等あれば、ご一報いただけますか?
どうぞよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

投稿: ポッポ | 2012.12.02 16:15

ポッポ さま

わざわざのご挨拶ありがとうございます。

こちらこそ恐縮です。
今後ともどうぞ宜しくご贔屓のほど
お願いします。

投稿: たか | 2012.12.05 09:27

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