« 姫かたり(ひめかたり) 落語 | トップページ | 富士まいり(ふじまいり) 落語 »

2009.06.06

干物箱(ひものばこ) 落語

善公が若だんなの身代わりに。志ん生や文楽ので有名ですね。

銀之助は遊び好きの若だんな。

外出を親父に禁止されている。

「湯へ行く」と偽り、貸本屋の善公の長屋へ。

借金漬けのこの男、声色は天下一品。

亀清の宴会で銀之助の声色をしたら大ウケ。

厠から戻った銀之助の親父が
「家で留守番していろというのに、またてめえ来やがって」
と、怒りだしたほどだ。

その一件を思い出した若だんな、
自分が花魁に会っている間、
善公に家での身代わりを頼む。

善公は羽織一枚と十円の報酬で引き受けた。

「お父っつぁん、ただいま帰りました。おやすみなさい」
と善公、うまく二階に上がりはしたが、
「今朝、お向こうの尾張屋からもらった北海道の干物は何の干物だった」
との父親の質問には「お魚の干物です」
「青物の干物があるかい。どこに入れといた」
には「干物箱」と、しどろもどろ。

「干物箱? どんな箱だい」
「これは困った。羽織一枚と十円ぐらいじゃ割が合わねえ。
今ごろ若だんなは芸者、幇間と馬鹿騒ぎかよ」
などと、長い独り言。

「変な声を出しやがって」
と、いよいよおやじが二階に上がってしまい、
善公であることがばれる。

そこへ、忘れ物を取りに戻ってきた若だんな。
「この罰当たりめ。どこォのそのそ歩いてやがる」

おやじのどなり声を聞いて
「はっはァ、善公は器用だ。親父そっくりだ」

|

« 姫かたり(ひめかたり) 落語 | トップページ | 富士まいり(ふじまいり) 落語 »

落語のあらすじ 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60017/45249944

この記事へのトラックバック一覧です: 干物箱(ひものばこ) 落語:

« 姫かたり(ひめかたり) 落語 | トップページ | 富士まいり(ふじまいり) 落語 »