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2012.07.17

第3回 志ん生のギャグと名セリフ 「火事息子」

火事息子

○…暮れの寒い夜、火事好きが元で勘当され、今じゃあガエンとなって背中にきれいな絵が描けた若だんな。近火で、蔵の目塗りにてんてこまいの実家の質屋へ、風のように現れて……。おなじみの円生十八番人情噺が、志ん生バージョンでは、このおかみさん1人で爆笑ギャグに。

せがれ帰る・第一報

「猫なんぞ、向こうィ行きやがれ、ちきしょう」

 ごもっとも。

再会・その1

「おまえはなんだねえ、ええ、そのほりものやなんか似合うねェ、え? いい男だねェ、そいでそのほりものがこう立ってるってえと、なんだか、こう、五代目の『め組の辰五郎』を見るような心持がするよォ、本当にィ……音羽屋ァ」

 「五代目」とは、五世尾上菊五郎です。この人が逝った年、志ん生13歳。蛇足です。

再会・その2

母:「お礼だから(せがれに金を)おやりっ」
父:「ンじゃあ、やんなよ。……すこゥしでいいよ」
母:「百両」
 

 この切り離れのよさ。というわけで「円生なんぞ、向こうィ行きやがれ、ちきしょう」
               

                                           
                         

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